鳴子温泉の温泉熱を利用したドライフードプロジェクト
温泉でドライフード?
大崎市には、豊富な湯量と多彩な泉質で、全国的にも有名な鳴子温泉があります。
今、鳴子温泉では、この湯量豊富な温泉熱を活用した、新たな取り組みとして、ドライフルーツやドライハーブティなどのドライフード作りプロジェクトが進行しています。様々な食材で試行錯誤し、研究を重ねている段階ですが、商品化に向けて動きだしおり、この春にも第一弾がお目見えします。
またこのプロジェクトは、早稲田桟敷湯を運営している鳴子まちづくり株式会社、 ウラバタケCafé 、藤澤親方(個人)の方々が中心となって進められていますが、このドライフードづくりを通じて、より多くの方に温泉熱の新たな活用方法や、大崎市や鳴子温泉の食と温泉の魅力を知ってもらい、足を運ぶきっかけにしてほしいとの思いもあります。
ドライフードでまちおこし
さて、ドライフードがどのように作られているかというと、温泉の蒸気熱で約50℃~70℃に暖められた乾燥小屋の中に、スライスした食材を並べて乾燥させればできあがります。
シンプルな製法で、保存料などを一切使用しておらず、エコな温泉熱をつかった自然な保存法です。また天日干しに比べて乾燥時間が短いため、素材の色が鮮やかになります。
乾燥させることにより、素材が持つ本来のおいしさが際立ち、特に野菜はおいしい出汁が出るので、そのままで食べるだけではなく、お料理の具材としても最適です。
今後は、オリジナルのドライフードづくり体験と鳴子温泉の旅館や日帰り温泉、温泉卵を誰でも作れる施設とも連携すれば「作る!入る!食べる!」をコンセプトにした体験型ツアーも楽しめて、鳴子観光に新たな魅力が加わるかもしれません。
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